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書籍 「衣食住のかたち」


書籍 「衣食住のかたち」 RIE

2016.1.18 発売

仕様 A5 判 160ページ 価格 1,300円 (税抜) 発行 宝島社

2015年の後半は、書籍にはじまり書籍に終わったと言っても過言ではないほど、

汲々と作った書籍「衣食住のかたち」が1月18日に宝島社より出版されます。

私の衣食住の断片を並べた、初めての書籍です。

写真を撮ることが趣味なのもあり、ところどころ自分でも撮影させていただきました。

「写真を撮る」 「文章を書く」 などといった、普段当たり前にやっていたことと改めて向き合わざるを得ず、

今後の自分にとって大きな糧となる、充実した経験となりました。

そんな書籍、「衣食住のかたち」を手にとっていただけたら、それほどうれしいことはありません。

はじめに  「人間は、スピリット・マインド・ボディーの3つの要素から成っており、この調和こそ人間本来の姿である。 もし肉体を疎かにすると、スピリットやマインドがいかに高くても、人間はその肉体の弱さにとらわれてしまう。 人間は自分が持っている一番弱い要素を基準に生きざるを得ないのである」。 これは、私が尊敬している登山家のラインホルト・メスナーさんの言葉です。 自分を模索し続けていた20代も後半に差し掛かかろうという頃、 この言葉を耳にし、深い感銘を受けたことを今でも鮮明に憶えています。 この言葉に、多くのことを考えさせられ、多くのことを学びました。 今も、日々心に留めて大切にしている言葉です。 そんななかで、ふと思ったのです。 これは衣食住にも通ずることではないかと。 スピリット・マインド・ボディは人間における3つの要素ですが、

人生は一瞬一瞬の積み重ねで、日々の営み、つまり衣食住の3つの要素で成り立っています。

自分が本当に心地よいと感じられる人生を送るには、この3つのバランスが大切だと思うのです。

本書は、私の衣食住のかたちの断片を集めたものです。 昔からずっと大切にしているもの。

2007年に立ち上げた私のブランドSEAのものづくりを追求していくなかで好きになったもの。

そんなものたちをひとつひとつ並べました。

人は、自分の姿を自身の目で見ることは、一生見ることはできません。 もしかしたら、自分は自分のことをいちばん知らないのかもしれません。 だからこそ、常に自分と向き合いながら、目を背けたいことも含めて、

ありのままの自分を知ることは、とても大切なことだと思います。 それは自分自身の衣食住のかたちからも知ることができます。 そして、日々少なからず変わっていくかたちに目を向けることで、自分の変化をも知ることができるのではないでしょうか。

あなたにとっての衣食住かたちはどんなものか、

いつも新しい自分を知るための、自分との対話のきっかけになれば幸いです。

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